本の紹介 平場の月
50代、元同級生の大人の恋愛小説。
と言っても不倫ではない。
どちらも色々あっての独身者。
場所は埼玉県朝霞市付近。
出戻った地元ならではのウザさもあるし、同級生のオッサン化おばさん化はなんかキツイけど、そんなものか…
偶然再会した2人は年齢もあって、病気を軸に物語が展開していくが、大人の恋愛はこのくらいの緩さでいい。
たまに会ったり、ご飯食べたりで形式はどうあれ、一緒に生きる相手くらいの感覚がいい。
小説が終わった後の人生もなんとなく相手の存在を感じながら生きていくみたいな、そんな感じがいい。
人生の中盤以降、家族でも友人でも「存在が心地いい」と思えるそんな相手に出会えたら多分幸せなんだよ、と思う。
自分の来る日を当てはめてみると、うーん…
私がこんな生死に関わる病気になったら健康体の旦那の方が泣き暮らして先に死にそうな気がする…
そして、旦那の葬儀が終わって気が抜けたら私が死ぬみたいな…
どうしよう、めっちゃあり得そう…
我が家は小説みたいな雰囲気にはならないだろうけど、まあそんなもんか 笑
大人版「世界の中心で愛を叫ぶ」とは言えど、大人は多分「愛を叫ぶ」はしないんだろうな…
多分「愛を感じる」のが大人かなぁ…
叫んでもいいとは思うけど…
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