7/21 神様ってそんなに人間のやることに興味ありますか?
サウジアラビア映画『ジャーニー』に頻繁に出てきて、その他力本願っぷりにゾッとしたセリフが、
「俺たちは絶対にあきらめない!」
なんです。
私の場合は、「何の対策もしていないけど、神様が絶対助けてくれるから」という副音声がついていたので余計ゾッとしました。
侵略に対してなにかしら対策をしていれば、その「諦めない!」も真実味を増してくるのですが、映画では何の対策もしていないにもかかわらず、、
・突然、侵略者がつれてきた象さんがあらぬ気配を察して、動きを止めメッカに向かって頭を垂れたり、
・どこかからやってきた大きな鳥の群れが侵略者に対して、どかどか石や岩を落としたり
で勝利してしまうんです。
いやいやいや、なんなのその「神の御業」!
最後は神の偉大さや信仰の強さを見せつけたいのかもしれませんけど、
神様ってそんなに人間のやることに興味ありますか?
と思ってしまいます。
人間の小競り合いなんて神様にとって興味があることなの?
この「諦めない!」や「神の御業」を実際に起こったことにあてはめると、例えば、日本の場合だと、
・神風が吹いて助けられた2度の元寇
なんかが思い浮かぶわけです。
世界で見れば、
・ロシアと戦争したフランス・ナポレオンやナチスドイツが、「冬将軍」によって退けられた
というのも一例としてあげられるかもしれません。
いずれも自然の脅威により国が救われたと言えるし、勝利をしたのはその現象が起こるまでに、
降伏しなかったからだ!
ということも言えます。
元寇の神風はともかく、ロシアの冬将軍に関しては、
ある時期まで戦いを引き延ばせれば間違いなく勝てる
という勝算があったことだと思いますが。
これは完全なる他力本願ではなく、神が「自ら助くものと助けた」からと言えるとおもいますが。
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