アニメを支えるメカニックデザイナーの話
日本の文化としてのアニメについてですが、
メカニックデザイン
という仕事があるんですよ。
ちょうど、私がメルマガを書き始めたころに講演会があって参加してきました。
1970年代から80年代にかけてのアニメでメカニカルデザインを手がけた大河原邦男さんが講演をしてくださいました。
この方は何を手掛けられかと言うと、
ガッチャマンのロゴデザイン
ヤッターマン
ガンダム
なんですよ。
これらのアニメをリアルタイムでみていた世代の人には「神様」にも等しい存在かもしれません。
メカニカルデザインというと
ロボットのデザイン
と思われる方も多いのですが、実際には各話に出てくる
ねじ一本に至るまでデザインをする
のだそうです。
↑↑↑ アニメや漫画が日本の文化なのは携わって盛り上げてくれた先人がいるからです!
大河原さんが手がけたいろんなアニメのオープニングを見せていただけました。
ロボットの細かい動きはもちろん、細かな道具類にも注意してみると
とにかくデザインするものが多い!!
どれだけシンプルに描きやすくできるか
ということを考えていたとおっしゃっていました。
アニメを見ると同じような絵ばっかりだなーと思うときもあったんですが、大河原さんのお話をきいて納得でした。
当時も今もアニメーターという仕事は
重労働の割には賃金が安い
という問題があるそうです。
44年にわたってメカニカルデザインを続けてこられたのは
人との出会い、
その人たちを裏切らないように努力をすること
なんですって。
漫画やアニメ、ゲームを日本の文化として推すなら、これらに携わる人々を裏切らないのも日本人の務めだと思うのですけどね。
本も出されていますので興味がある方はこちらを確認してみてください。
『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』(光文社新書) 大河原邦男著
https://amzn.to/36sR1Ac
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