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実はムサさんの親戚筋の男性が一人、近くに住んでいます。
お参りが終わって、ひと段落したところに何を言い出すのかと思ったら、

”連れてきたかった”

と言うんですね。

↑↑ お線香まで上げてひと息…

ガーナでは不幸があった場合には親戚中が集まるという話から、連れてきたかったらしいのですが、

”今回は遠慮して”

と事前に私が断ったんです。
なぜか？
理由は簡単です。

ムサさんが祖父に対して拝むとは思っていなかったから

です。
親戚筋の男性もムスリムなので、2人で拒否されたら、

私の家族からは非難ごうごう

が目に見えていて、そんなことになったらただただメンドクサイ。
なので連れて行かなかったんです。

そんな話をしていたら、なんと四十九日の法要への出席が義務付けられました。
ムサさんは今回断った親戚の男性も連れてこられるとして、面目躍如の部分もあるから、

二つ返事で了承

してしまったんです。

一方、私はその前の日に用もあるし、なんとなく嫌な予感がするので、

絶対ヤダ、絶対来ない

と言ったのですが、聞き入れられず、ムサさんが了承してしまったこともありしぶしぶ了承しました。

ムサさんにとって、法要と帰省の折に線香をあげるのでは、

意味が全く違う

と私は思うんですよ。

親戚の男性はムサさんがやれば問題なく同じことをすると思うのでそこまでは心配していないのですが、

法要は寺で行う

のに大丈夫なのかしら？？？