スイス プチ・パレ美術館展に行ってきた!
SOMPO美術館 スイス プチ・パレ美術館展
スイス プチ・パレ美術館はユダヤ人のゲーズ氏が作品を蒐集後、公開することを目的に開館し、20年ほど休館しているのだそう。
スイスに行っても展示品を見ることができないのね…
日本では30年ぶりの開催とのこと。
印象派、新印象派、ナビ派、ポン=タヴァン派、フォービズム、キュビズム、ポスト印象派、エコール・ド・パリまでの絵画を見ることができる。時期にして19世紀終わりから第二次世界大戦くらいまで。
画家もそうだけど、モデルになった人々はこの激動の時代をどう生き抜いたのだろう。
第一世界大戦、ロシア革命、第二次世界大戦と続いていく激動の時代だ。
従軍したのだろうか?
田舎に逃げたのだろうか?
高級娼婦たちは二重スパイなんかもしたのだろうか?
命を落とした人もいるのだろう…
印象派は柔らかい雰囲気がいい。
新印象派はドットを使って表現していて、間近で見た印象と遠くから見た印象の違いがいい、ナビ派、ポン=タヴァン派は初めて聞いた。少し時代が戻ったような描き方だ。
フォービズムはフォーブ(野獣)の通り荒々しく描く。
キュビズムは理解が難しいなぁ…これは人なんだろうか…それとも物?
エコール・ド・パリによる秩序への回帰。少し日本の浮世絵にも似たものもある。
↑↑ゴッホに影響を受けた画家も多数!
少し長い時間軸で見ると絵画も新しい技法や表現を模索しながら、時には原点に帰ろうともしながら、少しずつ変わっていく様子が見られるのがいい。
ある日突然何かが生まれるわけでなく、そこに至るまでの流れが見えるし、歴史的背景と照らし合わせるとそこで生きていた人の息吹を感じられるからだ。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。