国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

タンザニアのパッドマン!


日本人の中には私みたいに日本でアフリカ出身者と知り合って結婚して、言葉にするのも難儀するエキサイティングな生活をしている人もいるのですが、それ以上にエキサイティングな人生を歩んでいるな、と個人的に思うのは、


アフリカに縁づいて現地で起業している人たち


です。



アフリカに縁づいた理由は様々ですが、今回はその中の一人を紹介します。


タンザニアでパッドマンとして起業している菊池モアナさん


です。


パッドマンという映画が以前ありましたね。
インドで妻や娘たちのために生理用品をインド国内で開発製造を始めた男性の実話です。
映画は見ていませんが、パッドマンが日本のテレビで話をしていたのを見たことがあります。


アフリカでもインドでも日本でもそうですが、人口の半分を占める女性は毎月月経を経験するのですが、現代日本のように生理用品が簡単に手に入るのでなければ、


古い布で処置する

感染症にかかる


といったことも起こりえます。
さらにはここに貧困が加わると、


・学業の遅れから来る退学
・幼いうちからの性被害
・さらなる貧困
・若いうちからのシングルマザー


などなど、負のループが続いてしまうのですよ。
女性や子どもは犯罪の被害者になりやすく、最悪命を失いかねません。
経済的支援を持ち出されたら、逃げられないぶん卑劣な犯罪の被害者になってしまうのだと思います。


菊池モアナさんは生理用品を作って、現地のシングルマザーに安定的な雇用を創出しようとしています。




雇用の創出はもちろんですけど、生理用品があることで女子から教育の機会が奪われずにすむのですよね。
そうすると、何十年後かには教育を受けられた女性たちが現地で起業して、雇用の創出につながると思うのですよね。


クラウドファンディングをされていましたが、期限が切れてしまっていますので、ぜひ支援したいという方は別途モアナさんに連絡をとってみてください。
https://rescuex.jp/project/36279


生理用品の普及も貧困対策もその国の政府や国民が主導すべきという意見ももっともですが、ムサさんを見ていると


男性が女性に関することビジネスにするのを嫌がる


傾向があります。
たぶん、周囲から「軟弱もの」みたいな感じでからかわれるのだと思うのですよ。
「軟弱もの」と言われるのもからかわれるのもまったくもって意味わかりませんが、日本の生理用品の開発でも、関わった男性たちは


女のシモのことで飯食うなんて・・・


と同じ感じだったみたいなので、見えないだけで精神的にも超えなきゃいけない壁があるんですよね・・・


日本の場合は発起人は女性でしたが、腹をくくって開発を進めてくれた男性がいたからこその今の生理用品があるとおもうと不思議ですね。