国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

2/2 映画の紹介 ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師

ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師

コンゴ民主共和国のお医者さんデニ・ムクウェゲ医師のドキュメンタリー映画



↑↑ こちらが映画のパンフレットの表紙

アフリカ布がパッチワーク風に印刷されています!



昨日からの続きをどうぞ!→


最近ではサプライチェーンもトレーサビリティが義務付けられていてコンゴ民主共和国では管理はしているものの、それでも今なお武装勢力による違法採掘は続き、女性へのレイプは横行し、年間2000-3500人の女性がムクウェゲ医師を頼ってくる。

そんな状況が20年以上も続き、レイプで生まれた子供がまたレイプの被害者となってしまっている。


武装勢力も欲求を満たすためにレイプをしているのかというと、これまた彼らも武装勢力の被害者で、親や兄弟を殺され連れ去られ、自分の命を守るため上官命令でレイプするという、「誰もが被害者なのでは?」と思う。


では、本当の加害者は誰なのか?



↑↑ この人たちは一体どこにいるの??



「女性をレイプして社会を分断する」ということを行った人は同じ価値観を持っていたか、「女性がコミュニティの中で大きな役割を持っている」ということを知っていた人だろうとは思うけど。


巨悪と戦うムクウェゲ医師は命も狙われたこともあるし今も殺害予告が届く。

24時間体制で国連軍が警護に当たっている。


そうは言ってもムクウェゲ先生も人間である。いつか寿命が尽きる。

意志を継ぐものがいなければ再び忘れ去られてしまうだろう。

ムクウェゲ先生の意志を継ぐのは多分助けられた女性たちだろうし、お隣ルワンダのように女性の力で変わっていくのかもしれない…


これらの事実、知ってしまったからといって、スマホとPCを手放すことはできない。

だってそれで日々の食い扶持を稼いでいるから。

スマホでポチッと拡散すればこの事実を知る人が増えるのでは?



↑↑ 「知った今出来ること」にスマホが必要なのはなんとも皮肉。



知っている人が増え臨界点を超えた時、外部からの変化も起こるのかもしれない。


ちなみに、パンフレットがアフリカ布のパッチワーク状で、手にとったときに、


「そうだよな、アフリカって本来こういう場所なんだよな」


と思った。


色んな民族、たくさんの個性、価値観、それが対立するのではなく、調和する


そんな世界だと思っている。





↑↑ アフリカだけでなく、この世界が「対立せずに調和する」そんな世界であってほしい、というのが多くの人の願いだと思う。