国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

こんなモノも修理したい、と考える切ない理由

私は今、在宅で仕事をしています。

在宅仕事のお供はパソコンなんです。

在宅でパソコンを使っていると、なにかを思い詰めたように言われたことがあります。


「あのね、パソコン勉強したい」


って。

勉強したければパソコン教室の通えばいいので、近場でパソコンの基礎の基礎だけでもいいのかな、と思ったんですね。


ただパソコンも英語と同じで


使わなければ忘れてしまう


のだと思うんですよ。

もっと言えば、


パソコンでできることの多さ


を考えるとただパソコンを勉強したいと言われても何を勉強したらいいか、分からないので、聞いてみたんですよ。


「パソコンで何をしたいの?」


って。

私のイメージとしては、ガーナに何かしらの技術を持ち帰ったときに必要になるような、


・文章作成

・表計算


あたりなのかと思っていました。

もしくは


プログラミング


も今後を考えると有益かもしれません。


しかし、答えが斜め上すぎました。


「パソコンの修理を勉強したいの!」


はぁ!?となりました。


↑↑壊れたり古いパソコンを定期的に修理して使うってできるんでしょうか?



パソコンは機体を修理しただけでは使い物にならないですよね。

メモリーの容量やCPU、ソフトウェアのサポートなどなど

私もくわしくないですが、外見はともかく中身は


常に最新


でないと使えないソフトウェアも多いのではないでしょうか?



なんでパソコンの修理が必要になるのか?


と聞いてみると、ガーナでは中古のパソコンが修理もされず積み上がっているんですって。


パソコンに使われている希少金属を取り出すために火をつけて燃やしているんです。

なんの防護もなく火をつけるものだから有毒ガスが発生して、具合を悪くする人もいるんですって。


世界中から使わなくなった電子機器がやってきたため、ガーナには世界最大の電子ゴミの集積所ができています。


https://wired.jp/2018/05/01/electronic-waste-photographs/


しかし、こういう状況を知ると、


パソコンを修理する技術を身につけたい


というムサさんの考えは納得のいくものです。

デジタルへの移行が促進されていますけど、肉体というリアルを持つ以上、


リアルとデジタルをつなぐもの


リアル世界の充実


というのも考える必要があるんだと思います。



↑↑ デジタルでできることは多いけど、リアルも蔑ろにはできません。

これも一つの国民性、と言っていいものか…

昨日書いた通り、ガーナをはじめアフリカ諸国の人々は車を自分で直しながら使うこともよくあります。

テレビでも壊れたトラックやバスを直し直し使っている様子が流れたりします。


他に何を直しちゃうんでしょう??


車が直せるなら、自転車なんてお茶の子さいさいで直せるでしょ、と思いますよね。


これが本当になおしちゃいました。



ある時ムサさんが自転車を壊して帰ってきました。

始めは「ひき逃げにあった」というので、警察に電話するから


どこで、何時に、どんな車が相手だったか言え


と問い詰めたところ、自爆したことがわかりました。

自転車がどんな状態かというと、


前輪がパンクして、前輪が半分外れている


状態です。

前輪を固定している軸も歪んでしまっていました。


ムサさんは早速、道具で前輪を外して、前輪だけを担いで私の自転車で近所の自転車屋さんに行きました。

パンクだけは今ある道具では直せないので。


日本ではなかなか見ない光景だと思います、


自転車に乗って、自転車の車輪を担ぐ人


↑↑こんなイメージで車輪を担いで自転車に乗ってました




自転車屋さんで、どういうやりとりがあったか分かりませんが、


「え!?なんで車輪だけ?自分で自転車直すの!?え!?まじで!?すごいね…」って本職に驚かれた


と言って本人はホクホクと嬉しそうにしていました。


パンクを治してもらった車輪を担いで家に戻り、自転車をあっという間に以前と変わらない状態に修理してしまいました。


歪んでいた軸も前輪取り付け時に上手く直していました。


自転車って後輪はチェーンと連結していて前輪を直すより難しいと思います。

前輪は前輪でライトの発電機と接続されているんですけど、直るもんなんですね…




他にも直しちゃうものとしては、


扇風機


↑↑扇風機よりも最近はサーキュレーターがお気に入りです


があります。

ただ、電気製品は


接触不良の解消


が難しいようで、通電したり、通電が切れてしまったりが発生しています。

なんでも直せるわけではないんですけど、これも


一つの国民性


なのかもしれませんね。


〜〜〜〜


今日も読んでくださりありがとうございます。

読者の皆さんに良いことが訪れますように。


〜〜〜〜

まぐまぐ社経由でメルマガを発行しています。


週末刊

「ガーナ人ムスリムと結婚して日本に住んでいます 〜 国際交流か、異文化理解か、文明の衝突か」

https://www.mag2.com/m/0001678206

↑↑ こちらから登録できます。

バックナンバーを公開しています。

メルマガではイスラム教第一の聖典コーランを少しずつ紹介しています。

自動車製造技術より整備技術が重宝する理由

ガーナ人🇬🇭夫のムサさんは、日本に来たときに、日本から何かしらの技術をガーナに持ち帰るという夢がありました。


日本に来るときに想定していたのが、


・自動車製造技術


・建築技術


というのは今までの通りなんです。


自動車製造技術に関してはムサさんは結構勘違いしているんじゃないかと思うんです。


ムサさんがまず持ち帰るべきは、自動車製造技術ではなくて、


自動車の修理やメンテナンスの技術


なんだと思うんですよ。


↑↑ 自動車整備のちゃんとした知識は重宝します@アフリカ



ガーナの人に限らず、中古の自動車を輸入している国々では、メーカーがメンテナンスをするのではなくて、


自動車の所有者やちょっと知識のある人が修理、メンテナンスをする


んですって。

前にムサさんがガーナの人と車の修理が〜ということを話していてわかりました。


実際、自動車メーカーに就職する自動車整備士も外国人が多くなってきています。


それに、自動車の海外セールスをしている人にそれとなく聞いたところ、


ガーナというかアフリカは全般に新車を出すよりも、タイヤや自動車のパーツを出すことが多いよ。

だって、あの人たち、新車買うより自分で中古車直しちゃうんだよね。


とも言っていました。


自分である程度直すことができると言っても、ちゃんとした知識と技術があった方が、


車の寿命


が伸びるはずです。

アフリカのとある国では、


・家(家政婦付き)、車(運転手付き)、月給、週休2日


という条件で、日本人の自動車整備士を連れていこうとしていた人がいました。


ちゃんとした技術がないからこそ、持っている人が行けば非常に重宝されるんですよね。


ムサさんの建築現場での技術の習得も、持ち替えれば非常に重宝されるのでしょう。


〜〜〜〜


今日も読んでくださりありがとうございます。

読者の皆さんに良いことが訪れますように。


〜〜〜〜

まぐまぐ社経由でメルマガを発行しています。


週末刊

「ガーナ人ムスリムと結婚して日本に住んでいます 〜 国際交流か、異文化理解か、文明の衝突か」

https://www.mag2.com/m/0001678206

↑↑ こちらから登録できます。

バックナンバーを公開しています。

メルマガではイスラム教第一の聖典コーランを少しずつ紹介しています。