国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

自動車製造技術より整備技術が重宝する理由

ガーナ人🇬🇭夫のムサさんは、日本に来たときに、日本から何かしらの技術をガーナに持ち帰るという夢がありました。


日本に来るときに想定していたのが、


・自動車製造技術


・建築技術


というのは今までの通りなんです。


自動車製造技術に関してはムサさんは結構勘違いしているんじゃないかと思うんです。


ムサさんがまず持ち帰るべきは、自動車製造技術ではなくて、


自動車の修理やメンテナンスの技術


なんだと思うんですよ。


↑↑ 自動車整備のちゃんとした知識は重宝します@アフリカ



ガーナの人に限らず、中古の自動車を輸入している国々では、メーカーがメンテナンスをするのではなくて、


自動車の所有者やちょっと知識のある人が修理、メンテナンスをする


んですって。

前にムサさんがガーナの人と車の修理が〜ということを話していてわかりました。


実際、自動車メーカーに就職する自動車整備士も外国人が多くなってきています。


それに、自動車の海外セールスをしている人にそれとなく聞いたところ、


ガーナというかアフリカは全般に新車を出すよりも、タイヤや自動車のパーツを出すことが多いよ。

だって、あの人たち、新車買うより自分で中古車直しちゃうんだよね。


とも言っていました。


自分である程度直すことができると言っても、ちゃんとした知識と技術があった方が、


車の寿命


が伸びるはずです。

アフリカのとある国では、


・家(家政婦付き)、車(運転手付き)、月給、週休2日


という条件で、日本人の自動車整備士を連れていこうとしていた人がいました。


ちゃんとした技術がないからこそ、持っている人が行けば非常に重宝されるんですよね。


ムサさんの建築現場での技術の習得も、持ち替えれば非常に重宝されるのでしょう。


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今日も読んでくださりありがとうございます。

読者の皆さんに良いことが訪れますように。


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日本でチャンスを掴もうとするものの…

ガーナ人🇬🇭夫のムサさんが日本で働くときに建築現場以外の候補がありました。

それが、


自動車組み立て工場


なんです。

よく期間工募集のチラシを持っていて、何が書いてあるのかを説明しろ、と言われました。


何が書いてあるかわからないけど、チラシを持ってくるのは、


・有名な自動車メーカーのマーク

・月給


書いてあるからです。

チラシを見ると、


これは日本の自動車製造技術を手に入れるチャンス!!


と思ったのでしょう。



↑↑ チャンスの女神様には前髪しかないと言いますが、諦めざるを得ないことも…



ですが、場所や期間を説明すると諦めていました。

まずは、家から通えない、寮生活となると、


・食事の問題


が大きいですね。

そして、1番は期間がある程度決まっていることです。

期間工ですからね。



期間工ではなく、近場の工場が工員募集したことがあって、話を聞いたところ、1番のボトルネックは


日本語


でした。


ムサさんは、色んな人に「上手!」と褒められるだけあって、


日本語の会話は得意なつもり


なんです。

でもね、工場だものね。


日本語の読み書きが必要


と言われると諦めざるを得ないのですよ。


以前期間工に募集した知り合いが、簡単な適正テストを受けたと言っていましたね。

書かれた通りに作業するのか、口頭で言われた通りに作業するのかで外国人の結果は大きく左右されそうです。



ちなみに、職人気質が高いところは


読み書きよりも、図面や現物を見て口頭で説明できたりする方が多い


そうです。

ムサさんと仲良くなったある職人さんが言っていました。


いろんなチャンスに振られた上でようやくたどり着いた今の仕事環境がムサさんにとって1番の環境かもしれません。

本の紹介 ハチャメチャだけど、「きっと大丈夫」と言える強さと優しさ

ルワンダでタイ料理屋をひらく 唐渡千紗

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ルワンダに幼い子どもと2人でわたりタイ料理屋を開いたシングルマザーの著者。

なんでルワンダだったのか、なんでタイ料理だったのか、その答えはルワンダに知り合いがいて、外国人向けのタイ料理屋がなかったからというのが大きい。


傍目から見れば、遠く離れた日本ではまずありえない爆笑さながらの出来事に発狂寸前になりながら、ルワンダ人スタッフと子どもと共にルワンダで生きていく。

この毎日のように爆笑さながらの出来事が起こるというのがアフリカ出身の夫を持つ身になると「なんて、あるあるなんだ」とよく理解できる。


今も失業率が高いルワンダで大家族や病気の弟を支えるため働いているスタッフや1994年の虐殺を生き延びたスタッフなどそれぞれの人生の荷物を受け入れてそれぞれがそれぞれの人生を歩いていく。

そして、そこには笑顔が必ずある。


全世界を襲ったコロナはルワンダも例外なく襲った。

苦境の中、あるスタッフから発せられた「きっと大丈夫」という言葉がどれだけ著者はどんなに励まされただろう。

本を読んでいても泣けるほど励まされるのに。


人生における喜びも楽しさも悲しみも苦さも詰まった、前半大爆笑、後半は涙の止まらない一冊でした。



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↓↓ 著者とルワンダのスタッフたち。

ハチャメチャだけど、どんな大変な時でも「きっと大丈夫」と言える強さを持っている!