国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?

ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ

後に正当化される「かもしれない」恐ろしさ

刻々と変わるウクライナ情勢ですが、一般市民は近隣諸国に逃げるという選択をした結果、以下のような問題も出てきています。


↑↑ ウクライナの国旗

青空の元、黄金の小麦畑が広がる景色というのが国旗の由来だそう



*「黒人はダメだ」とバスから降ろされるアフリカ人
シリア難民を拒んだEUが、「白人」ウクライナ人は歓迎─その矛盾に潜む“人種ヒエラルキー”



*Russia-Ukraine conflict: AU condemns allegations of racism at Ukraine border


↑↑英語記事の最後、ガーナが自国民を避難させると出てます。



↑↑ こういうことが起こってしまったということですな




「アフリカ人がかわいそう」「人道上救出すべき」「人種差別なんてけしからん」「白人はいつもこうだ」などなど、色んな意見があってしかるべきなんです。
ただ、これらの意見は


安全圏から発せられた言葉だろう


とも思うのです。


自分たちが同じ状況におかれたことを考える


と、誰であろうと


同じことをしないと断言できない


と思うんです。
また、多くの人は、


自分が差別される側だったら?


ということを考えないと思うんです。


↑↑ 自分達が差別されるかも?ということはなかなか考えられないのかも!?



しかも、記事のようにどうやっても変えようのない、


・見た目
・出自


というもので差別されることだってあるってことを。
そして、それは、パンデミックや戦争ということがなくても、


意図せず巻き込まれてしまう「かもしれない」


ということを。
パンデミックや戦争のときは顕著だと思うんですけどね。


で、今、日本にいるロシア人への誹謗中傷が激化していたり、ウクライナを誹謗中傷している人もいると聞きます。
日本にいるロシア人やウクライナを誹謗中傷したって、今すぐ戦争が終わるわけでもないのに、ウクライナから避難しようとしているアフリカ人を差別している人たちと同じことをしているとは考えないんでしょうか?



↑↑ 結局同じことをしているんだとしたら???



どうあるべきかは外からであればいくらでも好きなことは言えるんです。
でも、いざとなったら、何をするか、してしまうのか、誰もわからないんだと思います。
なによりも、


「だってあの時はそういう雰囲気だったから」


と後に正当化されてしまうことが恐ろしいことだと思います。