本の紹介 ウクライナ民話 てぶくろ
ウクライナ関連で一時話題になったのが、
ウクライナ民話 「てぶくろ」
です。
すっっっごい昔の話ですが、この「てぶくろ」のお芝居をしました。
それこそ、幼稚園か小学生低学年のころです。
誰がって、私がです。
手袋に入ったカエル役をやった
ことだけを思い出しました。
さて、この「てぶくろ」というウクライナ民話、実は、
同じタイトルで2つある
って知ってましたか?
私も初めて知りました。
・出てくる動物
・手袋を落とすのがおじいさんか子どもか
の違いがあります。
ストーリーは基本的に同じですね。
落とした手袋に動物たちが集まってきて暖をとる。
最終的にクマが無理やり入ってきて、ぎゅうぎゅうになってしまう。
クマのくしゃみではじき飛ばされたり、犬に追い立てられたりの違いはあるものの、最終的には手袋は持ち主の元に戻ります。
↑↑手ぶくろは動物たちによってどんどん大きくなります!
たくさんの動物が出てきて、ほのぼのとした絵本ではありますが、この動物たちが
ウクライナやその周辺の国々
を表していると考えるとなかなかに味わい深いものがあります。
実際どうかはわかりませんが、
ロシアってクマに例えられる
のをよく聞きますから。
クマが入ると手袋はぎゅうぎゅうで、どちらも今にもはじけ飛びそうですからね。
ロシアがやってくると緊張する
のがあのあたりの地域なのかな、とも思います。
ということは小動物から、中型動物、大型の動物に最終的にはクマという大型の動物すらも受け入れる
てぶくろ
は、あの地域のことなんんですね、きっと。。
ウクライナの近辺はたくさんの国、民族が住んでいるんですね。
調和して、最悪でも誰かを脅かさずにいれば、安定しているように見えるのでしょう。
何かのきっかけで、それがどんなに小さいものであっても、
はじけ飛んでしまう
可能性があるのでしょう。
民話というのは、その地域の歴史や人のあり方を示しているのかもしれません。
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