もうしばらく、イスラム教における女性についての連載にお付き合いください。
イスラム教には災厄ということばを表すフィトナと言う言葉があります。

女性のフィトナ

という女性には少々面白くない言葉があります。
これは女性が災厄をもたらし、争いを引き起こすことがあると言う意味ですが、否定しません。
日本にだって、

傾国

という言葉もありますからね。

フィトナは傾国ほど仰々しいものではなく、普通の生活においても使われます。
コーランでは男性が欲望を覚える者の筆頭に

女性

が挙げられているのです。
だからこそ、男性の欲望を刺激しないように

ベールで体を隠せ
モスクでは香水をつけてはいけない

という発想になるのも仕方のないことです。
結果、女性自身が自分の身を守ることになるのですから。

残念ながら、イスラム圏では肌をあらわにした外国人女性が性被害に遭うことも多いのだそうですよ。
コーランでも奴隷の女性はベールを被っていなかったことから、

肌をだす女性　＝　奴隷　→　何をしてもいい

というこじつけ極まりない発想からだそうです。

イスラム教における最大の罪というものがあります。
多神教崇拝、殺人と並ぶ大罪に

姦通（不倫）

があります。

女性はそのきっかけになってしまうのです。
不倫は文化ではなく、大罪なのですよ、イスラム教においてはね。