32/35 老いと死の学び
32 私の祖父は父方も母方もいなくなってしまったわけですが、納骨やら四十九日やらは実は私にも初体験だったことが多かったんです。 自分の経験を通して そうなんだ! と言うことよりも、全くの異文化を体験するムサさんを通してでの体験になりました。 そのため、なんというか葬式や法要も自分事と言うより他人事... 続きをみる
国際結婚はキラキラだけじゃない!山あり!谷あり!闇もある!?
ガーナ人イスラム教徒と国際結婚して日本で、多様性と異文化、多様な価値観に揉まれながら生きる非イスラム教徒の日本人妻のブログ
32 私の祖父は父方も母方もいなくなってしまったわけですが、納骨やら四十九日やらは実は私にも初体験だったことが多かったんです。 自分の経験を通して そうなんだ! と言うことよりも、全くの異文化を体験するムサさんを通してでの体験になりました。 そのため、なんというか葬式や法要も自分事と言うより他人事... 続きをみる
25 法要はいくつかのお経と短い法話であっさりと終わりました。 参列者に年寄りが多かったからかもしれませんし、法話の内容はもしかしたら、 ムサさんへの配慮 があったかもしれません。 いずれにしても、 安らげる場所 = 天国 というのはムサさんにとって非常に納得できる話であったようです。 実際、仏教... 続きをみる
23 四十九日の法要当日になって、ムサさんは 黒いズボンがない と騒ぎだしました。 ムサさんだけでなく、ムサさんの親戚の男性も直前まで、 ”黒いシャツがない” と騒ぐんです、当日の朝に! 集合まであと1時間くらいの時ですよ。 いや、もう、ほんとにぶん殴っていいですか・・・・... 続きをみる
19. 実家に行ったその日、 ”ムサさん、私は帰らないで実家に泊まっていくけど、ムサさんも泊っていく?” と聞いたんです。 そしたら、ギョッとした表情をして、首を小刻みに横に振るんです。 「帰る。だって、スピリットが『ムーサ―』って言うでしょ?ヤダァ」 って言うんです、日本... 続きをみる
16 ムサさんにとって、法要と帰省の折に線香をあげるのでは、 意味が全く違う と私は思うんですよ。 かたや帰省ですから、非常にプライベートな場です。 家族しかいない。 日本の風習にわだかまりや葛藤があって、「やっぱり無理だ!!」と言ったってたぶん誰も責めません。 一方で法要は最悪お寺さんにも迷惑が... 続きをみる
15 実はムサさんの親戚筋の男性が一人、近くに住んでいます。 お参りが終わって、ひと段落したところに何を言い出すのかと思ったら、 ”連れてきたかった” と言うんですね。 ↑↑ お線香まで上げてひと息… ガーナでは不幸があった場合には親戚中が... 続きをみる
14. 夏休みに帰省して、その場にならないとムサさんが何を思い、どう行動するか全くわからないので、私は実家に帰るだけで疲労困憊でした。 前に私が母方の祖父の仏壇に手を合わせていた姿を、 この世のものとは思えない と言わんばかりにムサさんが見ていたことがありますから。 だから、今回も多分できないとお... 続きをみる
13 さて、今回の帰省におけるムサさんのミッションは、 ・祖父の仏壇の前に膝をつく ・お線香をあげる ・おりんを鳴らす ・遺影に向かって軽く低頭して手を合わせる 文字にするとたいしたことではありません。 大したことないにもかかわらず、ムサさんにはたぶん難しいと思うのは、死んだ人に対する拝むことが... 続きをみる
12 さて、夏休み。 ただ実家に帰るだけの帰省はこんなにも楽なのか、と思うのは、 ムサさんがどういう態度をとるかわからない からです。 しかも、実家に行くという話を以前からしているにもかかわらず、 イード・アル・アドハーがある ということを直前に言い出したのですから。 イード・アル・アドハーは犠... 続きをみる
11 祖父の御霊前の香典をムサさんの名前で作りました。 何かを意図したわけではありませんが、ムサさんは非常に喜んでくれました。 「僕の名前でいいの!ほんと!?」 って。 ムサさんが日本人関係者に対して不祝儀を包むって滅多にないと思うんですが、なんとなくは知っておいた方がいいと思うんですね。 &ua... 続きをみる
10. 葬式ということで、列席はしないにしても、ムサさんの名前で香典を準備しました。 儀式としての葬式への出席は免れたわけですが、母と会う機会もあったので、その時に渡そうと準備をしたんです。 香典を入れる不祝儀袋で私が知っているものは、 ・白黒(銀)の水引 ・御霊前あるいは御仏前と書かれている ... 続きをみる
9. 祖父の葬式当日、妹から葬式の祭壇の写真が送られてきました。 それをムサさんに見せました。 ムサさんにとったら異世界の出来事だから興味津々なんです。 聞けば、 祭壇の作りが違う、 と。 まあ、違うのは祭壇の作りだけではありませんが。 祭壇の写真を隅から隅まで見渡して、寂しそうに、 &rdquo... 続きをみる
8. 結婚は当人同士の関係性の変化ですが、 家族や親族の問題は切り離せない ということは、ムサさんと結婚するときにすごく考えました。 特に、冠婚葬祭のうち近いうちにあって、逃げられないだろう「葬」は 宗教的にも風習的にも軋轢や葛藤が生まれる ことが簡単に思いついたのですから。 私の実家の場合、葬式... 続きをみる
7. 祖父が亡くなったという話をムサさんに告げたとき、私たちの頭をよぎったのは ムサさんは葬式に参加するの、どうするの? ということです。 ちなみに葬式に関しては、夏休み直前ということもあり、 「来なくていい、その代わり夏休みはそろって帰ってこい」 命令が実家から下りました。 そのタイミングで旅... 続きをみる
6 ムサさんには祖父が死んだというニュースにショックを受け、悲しんだものの、私が悲しむ様子がないのが非常に気に入らなかったようです。 ”ミナミさんは薄情だ!!!” とさんざん言われました。 ムサさん自身は、非常にショックを受けて 「悲しい」という感情が立ち上がった 一方で、... 続きをみる
5. 祖父が亡くなったのは私の前のスマートフォンが壊れたタイミングでした。 ムサさんのスマホを借りて親と連絡を取っていてよかった、と思うのです。 連絡してなかったら、余計な心配をかける羽目になるので。 ↑↑ 起動しなくなりました!? 祖父の死去の報をムサさんに告げた時、ムサさ... 続きをみる
4. 祖父の生前の生活を見るとそもそも祖父は頑健な頭とも体を持っていたのだと思います。 だって、その生活は、 常に酔っ払い だったんですから。 亡くなる数年前まではヘビースモーカーでもあったのですよ。 ↑↑ タバコか酒かの人で、ギャンブルもやってましたわ! この辺りは祖父の反面... 続きをみる
3. 私たち家族はすでにボケてしまったと考えていた祖父の脳みそ自体にはボケの症状が全く見られなかった、ということがその死後、病院で判明しました。 しかし、自宅で亡くなった場合、 警察 (事件性がないか調べるため) 消防 (ベッドや家具に挟まって動けない場合のレスキュー) 救急 (病院への搬送) を... 続きをみる
2. 2019年7月、祖父が老衰で息を引き取った時、私はその場にはいませんでしたし、死期が近いということも知らなかったんです。 親からも妹からも連絡がありませんでした。 亡くなってから妹から連絡がありました。 長い間、祖父はひがな1日中ベッドに寝てTVを見るという生活をしていました。 ↑... 続きをみる
1. 2019年7月、父方の祖父が他界しました。 91歳の大往生でした。 四十九日も三年忌も済みましたので、皆様からのお悔やみは謹んで辞退いたします。 一般的には死んだ人を悪く言うのははばかれるのですが、死んだからってこの祖父から受けた被害の影響は亡くなるわけではないんですよ。 死ぬ直前の「すまな... 続きをみる